紫川の鯉のぼり
抜けるような青い空、さわやかな五月の風、絶好の鯉のぼり日和です。桜橋あたりの紫川の上で鯉のぼりの大群が威勢よく泳いでいました。色も鮮やかな鯉たち、中には黄金色に輝く大きな鯉もいました。ざっと見渡したところ200尾ぐらいいるんじゃないかしらん、これだけの大群が腹いっぱいに風をはらんで、体をくねらせ、尾を翻すさまは壮観です。大小さまざまのこの鯉のぼりたちも、かつては子の健やかな成長を願う親たちの思いを乗せてそれぞれの家庭の屋根の上で翩翻とひるがえったことでしょう。
心地よい風に吹かれながら、Sさんと二人でしばし見とれました。思わず昔ならった唱歌が口をついて出てきました。「甍の波と雲の波 重なる波の中空に 橘かおる朝風に 高く泳ぐや鯉のぼり」
それにしても最近は鯉のぼりが上がっている家を見ることが少なくなったようですね。少子化のせいでしょうか。ちょっと寂しい。



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